[東京日比谷] 半蔵濠競馬場

[東京日比谷] 半蔵濠競馬場
半蔵濠
皇居内の吹上御苑の競馬は明治8年(1875)から明治17年(1884)まで続けられた。
明治天皇はかなりの競馬好きだったと思われ、よく競馬の観戦を楽しんだようである。
競技としての西洋式競馬は当時社交の場であり、近代化を急ぐ明治期の屋外の鹿鳴館として機能したようである。
そんな背景もあり皇居内に競馬場が設けられたのであろうか。
競馬場も不平等条約改正に一役買ったと思うと面白くなってしまう。
当時外国人中心の根岸競馬を除くと競馬は賭の対象ではなく、もっぱら観戦が主であった。
目黒競馬場跡には競馬場外周の曲線部分が現在でも残っている。
上の地図の赤いラインの部分が外周跡の名残である。。
目黒競馬場は1907年(明治40年)12月日本競馬会により開設されている。
1932年(昭和7年)には第一回日本ダービーが開催されている。
1933年(昭和8年)には府中の東京競馬場へ移転している。
競馬場北側の交差点名やバス停に元競馬場の名があり、馬のモニメントがある記念碑が設置されている。
他に競馬場の名残としてはコース中央あたりを横切る南北を通る「元競馬場通り」がある。

旧道行脚
http://www.geocities.jp/kikuuj/keiba/meguro/meguro.htm