[神奈川横浜] 初代横浜駅・市街の新発見写真



新発見!横浜駅開業直後の未公開写真
#交通
2012/8/3(金) 午前 3:11
 駅舎建築を見る 歴史
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前回、初代新橋駅に触れたので、いい機会なので、初代横浜駅の新発見写真を掲載しておく。
以前、この新聞記事をベースにモーザーと『THE FAR EAST』を紹介した。オーストリアで新発見
されたミヒャエル・モーザーの未公開写真の中に明治5年(1872)の横浜駅を遠望で撮影したものがある。
明治5年は、鉄道開業の年であるから、この写真は、開業直後の様子を捉えたものである。
新聞記事から抜いた画像だが、それにもかかわらず綺麗である。実物は極めて鮮明に写っている。
駅の部分を拡大して見ると、ブリジェンス設計の駅舎が右手に建っているのが見て取れる。
駅舎から左手に屋根のあるホームが延びていて、ちょうど列車が停車しているのがよくわかる。
背後には立派な大型船が多く投錨しているのも興味深い。
ちなみに、『THE FAR EAST』の 1871年10月2日号に、こことほぼ同じ場所からさ撮影された建設中
の横浜停車場の写真が掲載されている。開通1年前の様子を捉えた写真で、今回、発見の写真は、
開通の後の様子とを比較する意味合いがあったのかもしれない。
分かりやすく明治中ごろの横浜駅舎の彩色写真を参考として掲載。モーザーの写真ではない。
このミヒャエル・モーザーの写真は、湿板写真で撮影には大変手間がかかるものだったが、
とても鮮明に撮影できている。例えば・・・
これも新発見の写真の一枚である。こガラスに写されていて、ポジは白黒反転した状態と思われる。白黒反転させるとモノクロ写真となる。
明治初期の街(横浜?)の様子が捉えられている。
さらに自分で画像の一部を拡大して、見やすいように加工してみた。
なんとも美しい!
映画のセットかと思ってしまうが、実際の明治維新頃の日本の様子である。
画像をクリックして拡大して確認してみてね、一目瞭然。
http://blogs.yahoo.co.jp/momonakai/archive/2012/4/16?m=lc
参考:2012年4月16日~19日の4日間の連続記事掲載↑
カテゴリ>芸術と人文>人文科学>歴史

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