[千葉] ドライブインシアター「お車の映画館」 








バブル時代の痕跡 廃墟・ドライブインシアター
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2012/10/28(日) 午後 2:29
廃墟・廃線跡 その他映画
1930年代にアメリカで考案された「ドライブインシアター」長い歴史があるようですね。
広い駐車場にスクリーンを設置し、車に乗ったままで映画が鑑賞できる施設です。
日本では、車社会の普及とバブル時代の娯楽施設として、1981年頃から全国に20か所以上作られ、多くの人々の楽しみの場として存在してきました。
自分が利用したのは「船橋ららぽーと」にあったシアターでしたが、当時は凄い人気で、予約なしでは入場できなかった記憶があります。
映画の音声はカーラジオから流れていたので上映方法については工夫されていたように思います。
しかしその後は、周辺への排ガス問題やシネコンの全国的な普及で段々と衰退し、現在では各地に存在していた全ての施設が閉鎖されてしまったとのことです。
そんなちょっと懐かしいドライブインシアターの跡が、廃墟のように残されていると知り、さっそく訪ねてみました。
入口近くの掲示物を見ると、2007年8月までは営業が続いていたようです。現在は雑草の生えた跡地です。
住宅やショッピングセンターなどに隣接していますが、シアターの周囲は多くの緑で囲まれています。
やはり環境問題に対応した作りになっていたようです。
閉鎖から5年、雑草の生えた広い鑑賞スペース。白いスクリーンだけが今も印象的に残されています
1980年代のバブル時代にアメリカから到来した「ドライブインシアター」 
日本での歴史はスタートから30年あまりで幕を下ろしたようです。ハンバーガーとコーラを買い、かっこいい新車でシアターへ・・・ 
駅前のシネコンが全盛の今思えば、少々贅沢な趣味のようでしたね。

昭和の歴史B級研究所
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