文芸坐
投稿者:13号倉庫
投稿日:2005年 9月20日(火)06時11分16秒編集済
リクエストがあったので、池袋・文芸坐の「ぶんげいしねういーくりい」をアップします。
文芸坐に関しては、もう映画ファンならほとんど知っている映画館です。現在は、パチンコ店になってしまいました。もっとも、その3階に、新文芸坐として新しい映画館がオープンしていますが建物としての映画館らしさは全くありません。
今思えば文芸坐で上映した作品は、ある意味名作映画の王道だったような感じがします。どこの映画館も長く通っていれば、その映画館の得意分野が見えてきます。そう言う意味では、意外と手堅い番組編成だったと思います。
もっともオールナイトではそれなりの冒険もしていたようですが、これも80年代に入り、娯楽の多様化と共に、段々手堅い番組編成になっていったように思います。勿論、ブロック・ブッキングの崩壊、映画館の減少などで、売り止め(貸出停止)のフィルムが増えたのも要因の一つだと思います。
文芸坐は、昔はかなり自由に煙草が吸えたのですが、80年代からガードマンが常駐して文字通り禁煙となりました。最近は2階のある映画館は少なくなったと思うのですが、文芸坐の2階は、意外と急で、椅子と椅子の感覚がかなり狭かったような記憶があります。案外見にくかったんじゃないかなぁ。しかし、考えてみると、最近は2階で映画を見る事などほとんどありません。今となっては2階で映画を見るなんて、ちょっと豪華な感じもしないではないですが、どうでしょう?。
文芸坐に関しては、地下、オールナイトなど題目がたくさんありそうなので、それなりにやっていきたいと思っています。しつこいようですが、文芸坐の向かいの喫茶店、だれか知っていたら宜しくです。
画像は「ぶんげいしねういーくりい」78年、通巻328号
コラムは三宅真里さん。この時代のコラム・メンバーでは唯一理論派だったように思います
続・文芸坐
投稿者:13号倉庫
投稿日:2005年10月 4日(火)08時11分
#映画館
寺吉さん、ありがとう!
未だ、文芸坐前の喫茶店の名前は不明です(笑)。
>もう少し右側が写っていれば、その喫茶店の名前が明らかになったかもしれないのに……
右側の文芸地下への道ではなく、カメラマン側の方の喫茶店です。ちなみに、この写真の撮影している道(駅方面に向かう道)にも喫茶店がありました。更に行くと、安い飲み屋さんがありました。この辺は、ガラッと変わってしまいましたね。多分、綺麗になったのでしょう。
文芸坐の話を一つ
昔の劇場は、戦後のなごりなのでしょうが大体、舞台がありました。映画館のイメージは余りないのですが、浅草国際とか、日劇とかは、映画と実演の2本立でした。江東劇場もそんな記憶があります。また、地球座系では、ピンク映画と実演の組み合わせもありました。
今でいう多目的利用というか、結構舞台がしっかりしているので、どちらかというと、50年代、60年代中盤までは実演がメインだったのかも知れません(この辺は推測です。ご記憶の方宜しくお願いします)。
文芸坐も、浅川マキのコンサートなどをオールナイトでやっていました。80年前後に数年続いたような記憶があります。映画が終わった後の定例落語会もありました。ル・ピリエが出来てからは、そちらの方に移りましたが、イベントの規模から考えても、文芸坐でのイベントはかなり大がかりなイベントだったように思います。映画館で映画を見るのとは違った面で、映画館の楽しみの一つでした。
映画館での映画以外のイベントとしては、新宿文化での映画終了後の演劇も忘れられません。浅川マキは、池袋東映(現シネマ・サンシャイン)でもオールナイトコンサートをやっています。池袋東映に3階があったのにはビックリしました。後年では、浅草常盤座のニューイヤー・ロック・フェスティバル等があります。
最近の映画館の作りは、映画オンリーの作りなので、ステージはなくなりました。そう言う意味でも映画館での楽しみがちょっと減ってしまったような感じがしています。
画像は、「浅川マキin文芸坐・始発まで」のチラシ。バックは、近藤等則、本多俊之、渋谷毅、杉本喜代志、飛田一男、川端民生、後藤次利、つのだひろ。今思えば、すごいメンバーです。
http://bokurasouko.seesaa.net/
喫茶ミラノ
投稿者:寺吉
投稿日:2005年 8月15日(月)21時26分1秒
その通りであります。
74.5.23(土)、池袋文芸坐での大映特集は、13号倉庫さんを始めとする先輩諸氏に連れて行ってもらった、寺吉にとって初めてのオールナイトでありました。
オールナイトを見終え、いつもの溜まり場である喫茶店(…「ミラノ」と言う名前だったかなぁ…)に入り、ゆで卵とトーストを食べながらコーヒーやトマト・ジュースを飲み、昨夜の感想を語らいながら疲れた体を休めて、それぞれの場所に向かう(…寺吉の場合は川崎の銀星座でしたが…)……タフでした。
ちなみに、約1ケ月後の6月22日。
13号倉庫さんとは同じ池袋の文芸坐で「大映時代の菅原文太特集」のオールナイト(「恋愛ズバリ講座」「女獣」「九十九本目の生娘」「女奴隷船」「海女の化物屋敷」)を、菅原文太と鈴木則文監督の飛び込み出演と言う中で見て、明けた23日、寺吉は再び川崎銀星座に足を運んでおります。
「無頼・黒匕首」と「日本暴力団・組長」(深作欣二監督)を見んがために。
想い出の映画館
https://8930.teacup.com/bokurasouko/bbs?page=11&