[東京上野] TOHOシネマズ上野,『インディ・ジョーンズ5』観た

 








[東京上野] TOHOシネマズ上野,『インディ・ジョーンズ5』観た
23.7.3
『インディ・ジョーンズ5〜インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
■シリーズ完結
『インディ・ジョーンズ(Indiana Jones)』の5作目にして完結編。当方私は同シリーズを初めて観る俄客。80年代,90年代時代は,ハリウッド的なものを敬遠していたせいで(一方で観た映画の半分はハリウッド映画だったけど),同シリーズは全部観てない。都内某所(某東宝上野),平日ガラガラ…貸し切りかな? って上映3時間前の空席状況見るとそう思ったものの,上映時間には座席はかなり埋まった。マァいつも空いてるの狙って平日のレイトショーに行くんだけど。21:00スタートで終わったのが24:00前っていう結構な大作だった。
■面白かった
イヤ〜面白かった〜〜♪
Lucus Film x Disneyの本懐というか,個人的には近年稀に観る娯楽大作だった。先々週に観た『ワイルドスピード』も良かったし,やはりわかり易いハリウッドの娯楽映画がいい。アホみたく怯えて笑えて泣けてっていうのが個人的に映画に求める要素だから。あとアメリカ人はガソリン車/フォード車好きだな~(笑)
(以下ネタバレやな人は読まんで下さい)
前半の30代のハリソン・フォードのシーンは,まさか1作目の時に余分に撮ったフィルムじゃなかろうし,80代のハリソン・フォードの映像を30代に見せる技術はここまで完成しているという事に驚いた。下手したら全編それで引っ張っても違和感はなかったが,こういう技術はもう確立してるんだろう。40年代,60年代(1969年)の風景も実写とCGの境界線が見付けられず,マァ騙されて観てる分には違和感ない。
陰謀論/オルタナ情報がストーリーの素地に織り込んである映画は最近多いけど,『インディ・ジョーンズ』は,ストーリーの本筋がもろオー○ーツである点にLucusFilmの気合を感じた。また最近のコンプラ・人種平等的な風潮の中で,80s映画的世界…白人だけで廻ってく世界的な描き方も逆に清さを感じた(アカデミー賞的にはマイナスだろうけど)。個人的印象だけど,50〜70代のアメリカ人の制作者の還って行く世界って,やっぱ60年代70年代のアメリカなのかな。その懐古的情緒,ノスタルジーが娯楽性に昇華していくという点で,この映画に逆の新しさを感じた。
イヤ〜面白かった〜〜♪
■ハリウッド的なるもの
先々週に『ワイルドスピード』観て思い出した感覚があって。曰く「アメリカ教」の布教現場。
アメリカ覇権
最後はアメリカ
アメリカが善
やっぱアメリカだろ
ドイツロシア(中国)潰れろ
的なシナリオに免疫がないと,アメリカ教に洗脳されてしまうんでコワイ(程度の差はあれ,かくいう20代の私が,そうだった)。マァアメリカ国内の興行考えると,アメリカでウケなきゃはじまらないから,そういう「やっぱアメリカ」的なシナリオになるのもわからないではない。『ワイルドスピード』だと,個人的な穿った観方だけど,前半で中国製のEVがどんどんツブれて,中盤のレースシーンでドイツ製のポルシェEVと日本製のフェアレディZ(70年代式)が大破,最後はアメリカ製のフォード車vsフォード車になる展開とか(あと大破したドイツ車は見捨てて,日本製フェアレディZに乗ってる美人だけ救い出す辺りも笑った)  EVがツブれて最後にガソリン車が残ってく辺りも,米国内の50代60代が狂喜するようなシナリオだと思うけど,東宝上野で観た印象だと,観客の半分は10代20代だったし,「あ〜またこれでアメリカ信者増えなきゃいいな…」と密かに思ったりもした。一方で
コンプライアンス
人種平等
的な風潮に侵食されて,映画の線が細くなってくのも退屈だなと思いつつ。『スパイダーマン』的な,「誰も(どの人種も)ヒーロー」的な方向に行くのは,それはそれでつまんないし(あくまで先入観,実際俺は観に行ってないし)。マァ映画愛と入り混じりつつの複雑な感情になるのはいつもの事。

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