[東京本郷] 吉津屋総本店(米穀店)
米屋をめぐる 1(近代の商業 14)
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2014/12/1(月) 午前 11:14
流通 練習用
近代の商業といいますと、教科書的には以前、書きました勧工場から、百貨店に至る道筋になります。
つまり規模の拡大と、近代商業のマーケティング要素としての、ウインドウ・ショッピング、屋外広告やポスターなどを書くのが基本です。
まぁ、それを繰り返して深める方向で行こうとしていたのですが、たまたま小石川図書館で、文京ふるさと歴史館が平成13年に特別展「小石川と本郷の米物語」という資料を見まして、米屋からみた近代の商業を考えてみようということで考え始めたのです。
今日は、そういう意味ではほんのさわりだけで、表紙になっている大正7年、1918年、
今からざっと百年前の吉津屋総本店という本郷にあった米穀店の写真から。
茅葺き屋根からは、まるで農家の出荷風景のようですが、これが米屋ですから、なかなかのものでます。
この画像で分かるように、馬が物流の担い手であり、車輪も木のままです。
それでも最新のものでしょうか、自転車が誇らしげに前面にあります。
服装もなかなか興味深いです。
洋装のようではありますが、荷車の上は半纏姿ですし、経営者らしき人は本格的な背広ですが、
営業回りと思しき人は帽子に靴はまだしも、和装とも洋装ともいえない、
私のような年寄りには、見覚えのある姿ではありますが・・・。
流通の歴史と未来のブログ
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