[東京神田須田町] 海老原商店







[東京神田須田町] 海老原商店
東京の木造建築 ① 神田須田町
2007/2/1(木) 午前 0:22
建築モロモロ その他芸術、アート
神田須田町付近は、昔、連雀町といって、職人や行商人が暮らしていた。
チャキチャキの江戸っ子が生活する活気に溢れた町だった。
明治・大正の時代になると、中央線のターミナルとなる万世橋駅ができ、賑わった。
東京駅を設計した辰野金吾による堂々たる風格の駅で、待合室、食堂、バー、会議室まであったが、関東大震災で消失、復興しなかった。(現在、移転が決まった「交通博物館」があるところ)そんな賑わいの名残りが感じられる木造建築物が、今も交差点近くに見られる。
九段方面に伸びる靖国通りに、ほぼ面した蕎麦店、「まつや」裏通りに入ると、鳥料理の「ぼたん」。モルタル仕上げになっているが、一部はまだ木造のまま。一本裏の通りには、鮟鱇鍋料理の「いせ源」向かいには、お汁粉の店として名高い「竹むら」さらに一本裏の通りには、あの有名な「藪蕎麦」が、当然のごとく木造で。塀の上には、季節の紅梅が彩りを見せていた。
都内では、もはや100%木造の建築は許可されないと聞いている。建て直しはできないのだから、いつまでも長生きして欲しいと願うばかり。
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