[広島] 広島物産陳列館(原爆ドーム)










1915










[広島] 広島物産陳列館(原爆ドーム)
広島市の原爆ドームです。
1851年竣工。設計者、ヤン・レツル(チェコ) 
一部鉄骨を利用したレンガ造の三階建てで、石材とモルタルで外装が施されていました。中央に五階建ての階段室があり上部に楕円形のドームが載せられていました。
広島県産業奨励館として人々に親しまれていましたが、1945年8月6日8時15分、奨励館から南東約160m、高度約600m のところで原子爆弾が炸裂しました。爆風の風速約440m、風圧1平米あたり33トン、一瞬で大破し全焼、中にいた方々は全員即死したそうです。しかし爆風が垂直に働いたため、中央部分は奇跡的に倒壊を免れました。今でこそ原爆の惨状と平和の象徴になっているドームですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
戦後早くも1948年には、解体論が市長や知事から出てきました。しかし一部市民の息の長い草の根の保存活動が実を結び、66年、ついに市議会がドーム保存を決議しました。そして、三回に渡る大規模な保存工事を経て、現在に至ります。また、1996年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。  
原爆という重い歴史を担うドームですが、いつも訪れる度に、何かしら優しさのようなものが感じられて不思議です。威圧感がまるで無くて、穏やかな建物だなあと思います。その雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです。
#百貨店

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チェコのナーホット市出身の建築家ヤン・レツルの設計により、1915(大正4)年4月5日に竣工されたネオ・バロック的な骨格にアール・ヌーヴォー風の細部装飾を持つ混成様式の建物を誇った広島物産陳列館は同年8月5日に開館しました。
1933(昭和8)年には広島県産業奨励館に改称されましたが、1944(昭和19)年3月31日には奨励館業務を停止し、内務省中国四国土木事務所・広島県地方木材株式会社・日本木材広島支社など、行政機関・統制組合の事務所として、1945年8月6日に原爆投下の日をむかえるとは・・・

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2020